前回の古物市場⇒『
仕入れの聖域!! 古物市場にデビュー!!』から数日後、登録して頂いたブランド市場へついに参加して来ました。
しかも、古物許可証を持っていない彼女も一緒にです!実は、彼女から一緒行きたいと言われていたので責任者へ問い合わせたところ、特別に古物許可証を持っている者の家族または従業員なら良いとのこと!
そこで、仕事を手伝ってもらっているということにして、参加人数を2人にしてもらい、彼女の身分証、そのコピーを持参して会場へ行きました。朝早く彼女を向かえに行き、午前中の早い時間に会場へ到着。

しかし、そこのビルの駐車場は車高制限があって入れられないと言われ、向かいの大型デパートの駐車場を薦められました。ところが、会場のビルの駐車場は1日1500円なのに対し、大型デパートの駐車場は1日1000円だったので、なんだか得した気分でした。
さっそく停めて、45分くらい前に会場入りしましたが、受付の時間が決まっているため、彼女と2人でロビーで待っておりました。
~彼女が一緒に来てくれたので、さほど緊張はしなかったですが、なにせ初めてのブランド市場。素人でも仕入れられるのか不安でした。
前回の古物市場のように骨折り損にならないことを祈りつつ時間待ち。そして、ついに受付時間が来たので会場の中へ。会場と言っても、ホテルのロビーの隅にある会議室みたいな部屋でしたが・・
思ってたより狭い部屋で隣どうし席は狭くビッシリ、人もビッシリ!
@@;;そして背後には…高く詰まれたブランド品が入っている何十個というダンボールの山!
こ↓れすべてに憧れのブランド品が!総額●千万!!!(・∀・)ウヒョーーー!!!
さっそく並んで受付開始。スタッフは若い人ばかりでしたが、古物許可証を持って彼女と並んでいると、ご親切に「初めてですか?」と声をかけて頂き、彼女のことも話し、2人分の参加料を払って無事に受付完了。
そのまま市場の代表の方を紹介して頂き、その代表の方が一番後ろに2人分の席を取ってくれました。会場全体の人数は、、売りに来てる業者やスタッフを入れても、たぶん…100名はいないかと。

そして、簡単な説明の後に、さっそく市場がスタート!
(・∀・)キターーー!!前回の古物市場同様、売りに来る業者も混じっているため、誰が売りで誰が買い、誰が業者で誰が個人参加なんてまったく分かりません。
でも、そんなの関係ないんですね。皆さん、セリに集中してました。市場の写真だけではシステムや仕組みがどうなっているのか不安でしたが、完璧に手順が完成しており、スムーズにセリが進んで行くんです。
~まず、2~3人くらいのスタッフが後ろに配置、次々にダンボールを開けて、ブランド品をカートに乗せて次々流します。単品もあれば、複数乗ってる品もありました。
私たちは初めての参加のため一番後ろの席、しかも私の隣でスタッフさん達がお話しながら箱を開封、次々に流して来るので、私はそれらを前の人に流して行きました。
自分が気に入った品物があれば、自由に手に取ってみれるんですよ!
(・∀・)ウヒョーーー!!
そして、買いたいなと思った商品があれば、番号を覚えておくんです。私たちは一番後ろだったので、番号を覚えていないと本当に分からなくなるんです。
たくさんの人が座ってますし、前の人に流さないといけないし、セリは同時進行で進んでますから、少し目を離してしまうと、その商品が今どこに流れてるのか分からなくなってしましまうんです。程度は違えど、同じ名前の商品も流れて来ますので。
私の横で慌しく開封されてはカートで放り出されて来るので、私はそれを次の人へ流します。でも、前の商品が流れていなければ、進まないんですけどね;;
ヘタですが、図を描いてみました↓

●が参加者(スタッフ含)、赤い■が商品で、後ろから前へと机の上を流れて行きます。下の青い■がブランド品が入っているダンボールで何十個も届いており、うず高く詰まれているんです。
そして、後ろで開封されたブランド品が、それぞれカートの上に乗せられて机の上を回転寿司のように流れて行くんです。

「流れていく」というよりも、次の人へ流すのが暗黙のルールです。手動コンベアーみたいな。(笑)

私もけっこう、手に取って見たりしましたよ。

ヴィトン目当てだったので、ヴィトンばっかり見てましたけど。スレ、焼け、ベタ、染みなど程度が悪いのもあれば、箱つきの良い状態のも出て来ます。
品物を見てる人がいて流れが止まってたりもしますが、次から次へと品物が流されてセリで落札されて行くから、基本的に流れは早いです。

それに、トロトロやってては終わらないからですね。だいたい、1つの商品が落札されるのに5秒~10秒。長くて15秒くらいかな。
一番前まで流れた商品をスタッフの代表で前に立ってる人が手に取り、番号と品物名を言い、スタート金額が言われます。
~例えばこんな感じ。
スタッフ代表『次~●●番、ルイ・ヴィトンの財布ポルトフォイユ・マルコ、スレと染みあるよ~、じゃあ~3500円から~』
欲しいAさん『3500円!』
欲しいBさん『4000』
欲しい人Cさん『4500円!』
スタッフ代表『ハイッ4500、他にいない~?じゃ~4500円で●●番の人~。次は~』ってな感じで次から次へとセリにかけられて売られていきます。
~落札した人は、受付で渡された番号を言うか、首から下げてる自分の番号プレートを見せます。
すると、隣のスタッフがPCを操作してエクセルで、何番の誰が、何を幾らで購入したと記入していきます。最後の会計のためと、古物売買の台帳記入のためにですね。
落札した商品はすぐ手元にやって来るので、それを足元に置いた自分の箱やバッグに入れておくんです。会計は一番最後。自分の番号の明細表を出してもらってからお支払いです。

このセリが永遠に続く続く。終わるまで何百個と。
スタッフの代表として前に出て声を出してセリを仕切っている人は、ほぼすべてのブランド商品の相場を知っているためか、迷うことなくスタート価格を言います。
程度が良い財布やバックなどだと、2万や3万スタートや4万スタートってのもありました。ほとんど新品同様のバックなど7万や8万なんて落札価格も耳にしました。
~私も毎日のようにインターネットでルイ・ヴィトンのオークションをチェックしていますので、手に取って程度を見ると~これはオークション(相場)で幾らくらいで売れる、だから~これくらいの値段からスタートするだろうという予想はほとんど当たっていました。
人気のあるヴィトンの商品ならほとんど分かります。また、以前にも店舗で仕入れてオークションで転売したことも何回かあるので、ルイ・ヴィトンの中でも何が人気があって、幾らくらいで売れるなっていうのも、ほぼ直感で分かります。
~そして確かに、店舗で買うよりはるかに聖域は安い!!!それに、中古とはいえ、様々な一流ブランドの商品を、ここまで自由に手に取って見れる場所はそうそう無いですよ。彼女と話ながら手に取ったりして、いや~本当に楽しい。
会場の空気はというと、しんみりでもなく、超真剣でもなく、適当でもなく、時たま笑いも起こるし、私語も自由だから楽しいし、活気もありますよ。勝手に会場出てトイレ行くのも、休憩するのも自由ですし。

セリも仕切ってる人も面白い人でした。落札する人がいない商品だったりすると、
『500円でも落札者なし~さようなら~♪』なんて後ろの箱に放り投げてるしw
お昼時間にはちゃんとお弁当が出まして、40分くらいだったかなお昼タイム。皆さんしっかり食べて、時間になるとまたセリのスタートです。
しかし、午後も14時15時くらいになるとさすがに疲れて来るんですよ。休憩自由とはいえ、会場から出ると自分の希望の商品は落とせないですし、だから当然、すぐに戻って来て椅子に座るからお尻が痛くなる。
~もうね、夕方になるとお尻が擦れてきて痛いわ、疲れるわで、皆さんグッタリしてきます!w
彼女もお尻は痛いわ、肩こりは酷いわで、かなり疲れている様子
@@;;グッタリしてきて、
『もう帰ろうよ~(笑)』なんていう始末。
~そのたくさんの商品の中で、私もルイ・ヴィトンを5品買えました!!
(・∀・)ヤターーー!!正確には4品でしたが、2つセットになってるのを1つ落札しましたので。でもね、そのセット商品が失敗。
(1) 三つ折り財布(Bランク)~5000円で買い。(現在まだ出品中)
(2) ショルダーバッグのサンクルー(Aランク)~6000円買い。
(3) ショルダーバッグのバビロン(Bランク)~10000円買い。

(4) ハンドバッグのサックプラ(Dランク)ですが、
ダブルラバット(Bランク)が付いて~7000円買い。

この最後のサックプラが失敗!
@@;;目を離していたので程度を見なかったサックプラを、つい勢いでセリに参加してしまって、6000円スタートだったのを7000円で落札。
手元に来たのを確認してみたら、底に大きなシミはあるわ、ヨレてるわ、使用感バリバリで焼けてるわ、持ち手のヌメ革はボロボロだわで、ああ、売れないから小さいバッグが付いてるんだなと悟り、これは失敗だったなとすぐ後悔。
~すでに廃盤になっている、レアな珍しいダブルラバットという小さいショルダーバッグ付き。結果、オークションでバラバラで売ってプラスにしましたけどね。
ですから、自分の狙っている商品は、きちんと見て番号を覚えておかないといけないんです。これは、いい教訓になりました。
いよいよ、夕方になって来ると、さすがに皆さん疲れの気配が・・そりゃ、何百という商品を座って見てるだけじゃ疲れますよねえ
@@;; ~すべての商品のセリが終わったのは19時30分すぎ。それから順番に会計したりして、なんだかんだ遅くなります。
でも、考えてみれば、初めての素人の私が4品も落札できたのは凄いと思いませんか?
しかも、どれも安く手に入れられた。さすが聖域だと思いましたよ。これだけ仕入れても28000円。最後に落札手数料1400円を加算されて、合計29400円です!
これに、2人分の参加料4000円に駐車場代1000円も経費。参加料には、お昼のお弁当も入ってました。
本来なら他人には秘密にしておきたい内容ですが、このブログを読んでくださってる方に公開しました。
なるべく、皆さんの胸のうちに閉まっておいてくださいね!
~やはり、聖域のブランド市場だけあって利益率は高いですよ。
なにせ、綺麗なサンクルーを6000円で買えたうえ、それをオークションに出品したら18000円で落札されました!もう少し高く出品しても良かったかなと思ったんですけどね。
まだ三つ折り財布だけ出品中ですが、人気の高いルイ・ヴィトンだけあって、5日後には財布以外すべて落札されましたよ。なにせ、仕入れて帰って来てからは、大変な一人での出品作業が待っています。
~写真を撮って綺麗に加工、次に、正しい商品名を探して調べます。次に、テンプレートを作って文章を考えて入れ、出品開始価格を丁寧に設定します。
幾らWEB制作が本業の私でも、とても数時間では出品できません。特に写真撮影に時間を取られました。ダンボールで撮影BOXまで作ったので。
結果、財布だけは翌週出品になってしまいましたが、それ以外の商品のオークション結果は以下のとおりです。
(1) サンクルー~18000円出品スタート、18000円で落札終了。
(2) バビロン~17000円出品スタート、23000円で落札終了。
(3) サックプラ~1円出品スタート、5000円で落札終了。
(4) ダブルラバット~3000円スタート、7000円で落札終了。
翌週↓
(5) 三つ折り長財布~9800円スタート、13000円で落札終了。

仕入れ値を考えたら、素晴らしい利益になると思いませんか!?仕入れ値は写真のとおり。初めてで、これですよ。
要するに、参加人数を制限しているうえ、セリにかけられる商品が何百個とありますから、初めての私でも簡単に落とせたわけです。それから、1日観察して思ったのは、『個人では、自分の荷物が一杯になるほど買う人はいなかった』っということ。
業者らしき人が同じ種類の商品を5~6個まとめて落札したのは見ましたけど、個人で目立つほど、そこまで買ってる人は皆無でした。もしかしたら、席を外した時にあったかも知れませんけど。
~あの人、良く買うな~と思ってても、1日を通してみても30品なんて絶対にいかない。1日かけて相当数が流れますから、たくさん落札してたらお金がもちませんよね。
だから皆さん、程度の良い物や人気があって売れる物を狙って来ているようにも見えました。逆に取れば、少し程度が悪いくらいの物なら狙い目かも・・?
~唯一、目の前、一人で参加してたオジサンだけ、多くの商品を買って足元のダンボールに埋めてました。たぶん~15品くらい、30万くらいの仕入れじゃないかなぁ?会計時に見ておけばよかったな・・。
私が買えた物でも、都内の中古ブランドショップや質屋に行ったら、それぞれ倍くらいからの値段が付いていると思いますから、利益率はかなり高いのがお分かり頂けると思います。
流通相場くらいで余裕でオークションで売れますからね。賢い方や、オークションを利用している方なら、どれほどオイシイか、お分かりになるでしょう。

ここだけの話、私もヴィトンの鑑定はある程度できますので、オークションの出品写真だけでも、これは偽物くさいなと分かる時もあります。
確かに、いま流行り?のスーパーコピーも凄い勢いでオークションの中に潜り込んでいます。詳しい素人が見ても、本物を持ってる人が見比べても、ブランド買取を本業としている方でも、騙されてしまうほどのデキのスーパーコーピーだそうです。

有名な最高峰のブランドバックであるエルメスのバーキン。スーパーコーピーは3万~4万前後で売られています。
それをヤフオクで転売、40万や60万、80万や100万超えの利益を得ている悪質な輩も多いです。やってるほうは笑いが止まらないでしょうけど。
多く流通している安めのヴィトンなら素人でも判別できる場合もあるそうですが、高いバーキンなどは購入が初めての素人の場合、いとも簡単に騙されてしまうそうです!

エルメスだけではなく、ヴィトン、シャネル、グッチなど一流ブランド品のほとんどにコピー品は存在しています。立派な犯罪ですので、皆さんはやらないでくださいね。
ちなみに私が参加したブランド市場、ブランド品すべてを扱っていて、もちろん、アクセサリーや時計、洋服まで出てきてました。

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ヴィトン以外の相場は分からなくて、他はほとんどスルーしてましたけど。こうしてブランドの話をしていると、参加したくなってきませんか!?
古物許可証を持っていない方、取得できない方、私が連れて行ってあげましょうか?私の会社の従業員ということにして!
もちろん、会場の参加料とは別に、お一人様5000円頂きますが!(笑)ただし、古物許可証を持っていない方は身分証のコピーが必要です。<
~基本的にブランド市場は毎週やっていますけど、毎週行っても少ししか仕入れられないなら、隔週参加して少しまとめて仕入れたほうが良いでしょう。
私もそれを考えています。経費や時間も考えて。終わりまでいるのはかなり疲れますから、隔週くらいがちょうど良いかも?でも、一気にたくさん仕入れても出品しきれませんけどね。
とにかくもうお尻が痛い痛い。痔になっちゃいますよアレじゃ。痔というより、お尻が真っ赤の猿といったほうが近いかも。お尻が擦れて真っ赤、シャワー浴びるとヒリヒリしますよ。

私は一番後ろの席だったから、途中何度も立って見たりしましたが、真ん中や前のほうの席の人は、後ろの人の邪魔になるので立てないんですよ。
いや~前回の古物市場とは違い、楽しく仕入れさせて頂きました!また来月、必ず参加しようと思っています。座布団持参で!
彼女も、とても貴重な体験ができたと感謝してくれました。
古物許可証を持ってない人は普通は入れないですから、この市場だけの特別許可だったわけで。運がイイですね。
~憧れのブランド品を一日じゅう見れて、好きなだけ触れて、安く買える!古物許可証を持つ者だけの特権!まさに憧れていた聖域でした!
前回の古物市場の記事に書きましたが、やはり、自分が考えていたことは間違ってなかった。すなわち、ネット問屋から利益の低いありふれた商品を仕入れるのではなく、利益の高い人気のある一流ブランド品を安く仕入れられれば、必ず大きく儲けられるということ。厚利少売?
ですから、ブランドリサイクル業界は右肩上がりの業績なんですね。なんかもう、ブランド品古物商が本業になりそう。やっぱり、ヴィトンがしっくりくるんだよなぁ。
~このブログを読んでくれている方も、ぜひ古物許可証を取得して、ブランド市場へ参加してみてください。それはもう夢のような世界。
本業にしたくなるくらい、魅力的な世界ですよ!v(・∀・)b
